どてんこ-戦略が必要なトランプカードゲーム「どてんこ」のやり方解説

どてんこトップ画像 ゲーム

どてんことは

どてんこはローカルルールも多く含むことが多いです。今回は筆者が遊んでいたどてんこのルールについて説明します。

戦略と読みが必要なトランプゲームとなっており、特典の奪い合いは盛り上がること間違いなしのゲームとなっています!

基礎情報

  • 普通
  • プレイ人数:3〜6
  • プレイ時間:20分から〜

準備するもの

  • トランプ54枚(ジョーカーを使用します)

大雑把なルール

各プレイヤーに手札を2枚ずつ配布します。場に出ている札の数値と自分の手札のカードの数値の合計値が一致した時「どてんこ」と発声し、そのプレイヤーが場に出ている札の数値分ポイントを獲得します。そして、直前に「どてんこ」と発声されてしまった札を場に出した人は出した札の数値分ポイントがマイナスとなります。

初ターンの例外ルールや、その他の例外については後述します。

詳細ルール(5人想定でルール説明)

STEP1.準備

カードをシャッフルし、1人2枚ずつ配布します。

残ったカードは山札として裏返して真ん中に置きます。

STEP2.1枚目を表向きで場に出す

ジャンケンで負けた人(もしくは前ラウンドで負けた人)が山札から1枚捲り、そのカードを山札の隣(これ以降「場」と呼びます。)に表向きで出します。

プレイヤーが場のカードに対してできる行動

① 場のカードと同じマーク

  • 場に出ているのが♡のカードなら♡ のカードを出すことができる。)

②場のカードと同じ数字

  • 場に出ているのが6なら、6の数字のカードを出すことができる。

③足して場のカードと同じ数字になるような組み合わせ

  • 場に出ているのが9なら、3,6の2枚の組み合わせ、2,3,4の3枚の組み合わせで出すことができる。

③①②を行うことができない場合、「パス」と発声し、山札から1枚カードを自分の手札に加えてください。そして加えたら次の人に順番が回ります。

  • 例えば、山札は♤4で、手札は♡1と♧12の時など。
  • ただ、永遠にパスができわけではなく、もしカードが 5枚 溜まってしまってもカードを出すことができない場合、その人の負けとなり全員が+10ポイント、その人のみプラス分に応じたポイント分マイナスのポイントとなります、

STEP3.プレイヤーの最初の行動

場に出たカードに対して、「プレイヤーが場のカードに対してできる行動」の①②の行動を取ることができる人が早い者勝ちでカードを出すことができます。

そしてカードを出した人は山札から1枚引き、時計回りで次の人の順番となります。

STEP4.時計回り順でプレイヤーが行動

時計回りの順番で場に出たカードに対して、「プレイヤーが場のカードに対してできる行動」の①②③を繰り返し行います。

STEP5.「どてんこ」について

STEP4を繰り返していきます。ただ場に出ている札の数値と自分の手札の全てのカードの数値の合計値が一致した時、直前にカードを場に出した人以外の誰でもどてんこと発声し、そのプレイヤーが場に出ている札の数値分ポイントを獲得することができます。そして、直前に「どてんこ」と発声されてしまった札を場に出した人は出した札の数値分ポイントがマイナスとなります。

手札全てというのは2枚の場合は2枚、3枚の場合は3枚、4枚の場合は4枚全てのカードの合計値です。

  • 例えば場に出ているカードが♧11で、手札が♤7,♡4の時、手札の合計値が11となるので、「どてんこ」と発声することができます。
  • 例えば場に出ているカードが♢10で、手札が♤2,♧3,♢4の時、手札の合計値が10となるので、「どてんこ」と発声することができます。

STEP6. 初ターンの「どてんこ」について

STEP2が行われて場にカードが出た時、そのカードの値が自分の2枚の札の合計値と同じになる時があります。

  • 例えば、STEP2で場に♧7が出た時、自分の手札が♡2,♤5だった時

こういった時はどのプレイヤーでもしょてんこ」と発声し、そのプレイヤーが場に出ている札の数値を他プレイヤー全員からもらうことができます。

  • 場に♢6、かつ全部で5人でゲームが行われている時、「しょてんこ」と発声した人は6pt×4(人)=24ポイントを得て、その他のプレイヤーは一律マイナス6ポイントとなります。

STEP7. 例外について

「どてんこ」「しょてんこ」が自分以外のプレイヤーが行った時、もしかすると自分の手札の合計値でも「どてんこ」「しょてんこ」ができていた可能性があります。

  • 例えば自分は♢4,♡7を持っており、自分以外のプレイヤーが場のジャック(11)に対して「どてんこ」「しょてんこ」と発声した時

この時は「どてんこ返し」「しょてんこ返し」と発声しましょう。そして「どてんこ」「しょてんこ」と発声したプレイヤーが得るはずだったポイントの2倍のポイントを「どてんこ」「しょてんこ」と発声したプレイヤーから得ることができます。

  • 例えば5人でゲームをしている時、自分は♢4,♡7を持っており、自分以外のプレイヤーが場のジャック(11)に対して「どてんこ」と発声した時、自分が「どてんこ返し」と言えば、11×2=22ポイントを得ることができます。
  • 場に♢6、全部で5人でゲームをしている時、自分は♤7,ジョーカー(特殊カードで後述します。)を持っており、自分以外のプレイヤーが場の♢6に対して「しょてんこ」と発声した時、自分が「しょてんこ返し」と言えば、6×4×2=48ポイントを得ることができます。

「どてんこ」の注意点・コツ

「どてんこ」は自分が出したカードに対して行うことはできません。
例えば自分が♢11,♡4,♤7を持っていて、♢11を自分の番に捨てたとします。その直後に残りの♡4,♤7を出して「どてんこ」と言うことはできません。

ただし、自分が出したカードに対して誰かが「どてんこ」と言った場合に「どてんこ返し」をすることはできます。
なので♢11,♡4,♤7のように、同じ数字が組み合わせたりして2組できる手札が強い手札です。特に11,12,13のように大きい数は他のプレイヤーがどてんこをしてくる可能性が高まる(得れるポイントが高いから)ので、このような大きい数で2組自分の手札で組めているのが理想となります。

各手札の数字について

  • Aは±1として扱うことができます。
    • 例えば自分が♡1,♧8を持っている時、自分の手札の合計値は8+1=9もしくは、8-1=7とすることができます。
  • ジョーカーは±1もしくは0として扱うことができます。
    • 例えば自分が♡1,♧8を持っている時、自分の手札の合計値は8+1=9、8-1=7、もしくは8-0=8とすることができます。
  • 他のカードに関しては全て数字通り。

どてんこに似たトランプゲーム

どてんこと同じように短いゲームを繰り返し行い、最後にその累計で勝敗を決める「ヤニブ」といったゲームがあります。こちらは最小を目指していくというまた一風変わったゲームですのでぜひ遊んでみてください!
詳細は下の記事に記載してあります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました